しまずあいみのぽんこつ日誌

~アラフォーになったのでタイトル変えました~

高望みは、せつない。

 

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この間居酒屋で飲んでたら、隣で30代の男性グループが「女はアラサーになったら条件ばかり高望みして、かわいげがない。終了!」「結婚してれば別だけどね~」みたいな話で盛り上がってたんですよ。

27歳文京区シングルの部アラサー代表(なんの競技?)として、その得意におっぴろげた鼻の穴にテーブル上の焼きそら豆を房ごと突っ込んで差し上げたい怒りで二の腕がぷるぷるしたんですが、おぼつかない足どりで(酒で)とぼとぼと帰りましたよ。

 

くっ!!(悔しくて歯ぎしり)

プシュッ(金麦で飲み直す@自宅)

「女は歳を取るほど条件を高望みする」といわれる。年齢、学歴、年収だけじゃなく、「こんなタイプじゃないと話が合わない」「結局見た目がタイプじゃないと続かない」とか。OKが少なくなるというよりはNGが多くなっていく。

それは経験値に比例して、相手や自分に対して期待値が高まって要望が多くなったり、「出し惜しんでるから」と見る向きがあるがそんな理由だけじゃないんだよとわたしは思う。

むしろ、そこまで自分の価値を信じて、要望欲求に振り切れる人は、逆に今までの経験値(交際経験など)が少ない人の方が多い気がする。

過去にある程度の経験値がある人は、「あの人ともうまくいかなかった」って失恋の度に自信喪失しているし、ほかの女の子と比較もしてきたし、過去の「タラレバ」は死ぬほど考えてきた。

そんな自分自身と「男性」に対して、徐々に諦めていってる、もしくは絶望していってるからこそ「この際条件に転ぶか、、、」(最低限そこは頑張らんと、今まで恋愛で泣いたり悩んでたりしたわたしがうかばれんやないか)と思う心理もあるんじゃないかと思うんです。

それを一緒くたに「高望み」と呼ぶなら話は別ですが、冒頭のソラマメ野郎ども(なんか別の悪口みたいだな)がこの背景を理解しているとは思えない。 

もちろん経験と比例して「これなら昔の彼の方が・・・」という心理は、存在します。

「大好きな人と恋愛して結婚したい」という欲求と「若くもなくなっているし、早く手を打たなければ」という焦り、「でも最低限は頑張らないと、自分がうかばれない」というプレッシャーの混在

 ハタから見たら、条件で男を見ているように見える女性のなかには、もし好きな人に愛されるなら、条件なんか度外視で一緒に居たいと思う人だっているわけです。

だけど、それが一番難しいって分かってるから、その諦める気持ちに、せめてスペックで価値をつけるのです。とか。だからね、高望みってほんとは切ないんすよものすごく。

他人の悲しみとせつなさは笑っちゃいけないという家訓にのっとると、「他人の高望みを笑う前に、己の想像力に思いを馳せろ」と思うわけです。

もちろん一番良いのは、年齢とか世間体とか他人の評価なんか気にせず「自分は自分!」と思って人生を楽しむこと。自己受容、自己肯定出来たら、恋愛だって結婚だってぽんぽん出来るし、それが出来なくっても、もっと楽に生きていける。過去の恋愛も執着なくリリース出来る。

とは言っても、さみしい夜も不安になる夜もあって、そんな時は月でも愛でながら金麦飲みましょう。そら豆の塩茹でも酒の肴にしてさ。