お昼過ぎになっても頭働かないからコンビニでアリナミン注入して、夕方頃やっと本調子だぜって仕事し出すんだけど後ろ倒しにした仕事は当然終わらない雰囲気を醸し出してて体力の限界が仕事の限界という言葉が脳裏をよぎる。
後輩には先輩風吹かせて脚を組み、当時のわたしには到底理解出来なかったであろうことをくどくどとのたまわり、上司には苦笑いしながらへぇ頑張りますと応え、夕飯がわりにちょっとした野菜とドーパミン分泌のためのお菓子を食べて仕事をやっつける。
ドーパミン効果もむなしく残務との戦いに負け、マルイもルミネも閉まった時間に、仕事帰りの買い物なんてコンビニかドンキしか行ったことないなと思いながらあー脚痛いと無理に履いたヒールをひきずりならす帰り道。コツコツ。
iPhoneで聞いてるのはなんとglobeで「小室哲哉にとってKEIKOは何がほかと違ったんだろ」「ってか長年ユニット組んでて気付かないってどういうことや」とか思いながら今時globe聞いてる人ってどんだけ居るんかな恥ずかしいなまぁいいけどってひとりごちてナチュラルローソン寄って金麦とおツマミ買って、家帰る直前にプシュッとして、部屋に入ってとりあえず服脱いで倒れこむ。つかれたー。
小一時間程弄んだ携帯には当然何も起こらなくて、この時間が無駄なんだよないい加減風呂入らなきゃと重い身体を起こそうとして腹筋しなきゃいけないのに、とか思う。お風呂に入ろうと下着に手をかけたところでしまったお風呂入るまで金麦ガマンしておけばよかったと、後悔がちょっとにじんだ湯船に顔うずめて何が悲しいかわからないけどいやほんとはぜんぶ悲しくてさみしくて一瞬泣いたような気分になるけど泣けなくてたぶんこの気持ちは金麦のせい。
お風呂上がって友だちから「結婚したい!」ってLINEきてて、「どした!」って返したらやつもやっぱり家で金麦飲んでて、お前もか、みたいになって、「一人飲みは危険だ」と意見合致するものの多分来週も金麦買ってるんだろう、お互い。
「なんなら帰りにglobe聞いた」って言ったら「きみのなまえはー」って返ってきてそこでperfume of loveを打ってくるあたりさすがすぎるなと思って今度ははほんとに涙が出そうになった。
そんな親友がいることがやっぱり幸せで、そんな自分も悪くないんじゃないかと思った、そんな夜。