しまずあいみのぽんこつ日誌

~アラフォーになったのでタイトル変えました~

親子関係・家族

「何があれば産めるの?」から妊娠に至るまで

突然なのだけど、この数ヶ月、ひっそりと妊婦生活を送っている。 昨年2月に結婚した夫が、昨年6月から3年間の期限付きでフランス赴任になった。海外で暮らせる機会もそうないので、思い切ってわたしも会社を辞め、昨年11月にフランスに移住。その後、今年1月…

冷やし中華に思う。

広告業の仕業だと思うけど、世間では何かにつけ「ひと夏の云々」「夏の思い出云々」とか謳われている気がする。 個人的には「夏」というのは、20代前半までは常に「楽しまなくてはいけない」というプレッシャーを感じるシーズンであった。 思春期にギャルや…

自分を「許す」ための「憎む」強さ

最近「大人になる」ってことをよく考えるのだけど、世の中で使われる「大人」ってイコール「他人を許せる人」って文脈が多いなぁと思う。 ひどい親も、支配しようとする異性も、自分が「大人」になって許しましょうと。許す対象はいつも「他者」だ。だけどわ…

母の狂気

唐突だけど、わたしの小中学生の頃のコンプレックスは 1.長女である 2.くせ毛 3.母親が変(ヘン) ということだった。 今となっては自他ともに認める「病的なシスコン」の私だが、片田舎で過ごす小中学校時代は兄や姉が欲しくて仕方がなかった。 というのも…

【続】永遠の幸福の8秒間(父の死後の昔話)

(「永遠の幸福の8秒間」の後日談です) 父に頼まれた病室に置くオーディオを買いに行く途中で、中学2年の終わりまで、ほんの3ヶ月前まで通っていた中学校の前を通った。 構内を囲む高いフェンスの向こうから、校庭から生徒の声が聞こえる。 体育館で弾むボ…

永遠の幸福の8秒間。父の死が教えてくれたこと。

「昨日産まれたばかりのように、一度死に直面したかのように、日々を味わい、慈しんで生きよ」 どんなに身体に気を使ってたって、私たちは食べ物から、空気から、栄養以上の毒を吸収している。 どんなに幸福感(セロトニン)を分泌しても、日々それ以上の不…

感想:二村ヒトシ著『なぜあなたは愛してくれない人」を好きになるのか』

二村ヒトシさんの著書『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』を読んだ(文庫改訂版の前の単行本名は『恋とセックスで幸せになる秘密』)。 www.amazon.co.jp 特に印象に残ったのは、巻末の対談の中での二村さんの発言。 「女の人の心の穴に、…