しまずあいみのぽんこつ日誌

~アラフォーになったのでタイトル変えました~

「愛されていない自分」の正体は自分の被害者意識

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要らぬ焼きもちを焼いたり、不安から相手を不要に疑ってしまったり、「軽んじられてるんじゃないか」とイライラしたり、人間関係のいざこざは自分自身の被害者意識から起こることがある。

「愛されてない」「必要とされていない。」

「大切にされていない。」「わかってもらえない。」

増長した被害者意識はもはや自分の手にはおえず、相手に「そうじゃない」と言って欲しくて、必死に弁解して欲しくて、不安のままに不信感や猜疑心をぶつけてしまう。自己肯定感の低さを相手に埋めてもらおうとする。

確かめたくて怒らせたり、困らせたり、それでも許して欲しいと願ったり。自己肯定の低さから派生した依頼心が「本当は愛してくれていた」「必要としてくれていた」人を傷つける。そしてその結果、取り返しのつかないことになる。相手の心に確かに在ったはずの自分、相手が向けていてくれたまなざしに、失って気付く。

「愛されてない自分」「思われていない自分」は、そのたいがいが実態のない、自分が作り出したおばけである。

「思われていない自分」というおばけの正体は、自分の被害者意識かもしれない。そのおばけを怖がって騒いでるのは自分だけで、ほかの人には見えないのだ。

相手が不安にさせる素振りを見せたから?自分自身にトラウマがあるから?そう思わせる要因もあったかもしれないけれど、それは単なるきっかけに過ぎず、いつも自分の中にいたおばけが出てきたに過ぎない。

自分の被害者意識を癒すためなら、大切な人だって困らせることの出来る貪欲さ、いやしさ、そしてたくましさよ。

もちろん、自分の中のおばけに振り回されることもあるだろう。そんなおばけを作り出してしまうのにはそれ相応の背景があったのだと思うし、おそらくそれ自体は当人に非があるとも言えない気がする。きっと「気づいたら、もうそうなっていた」はずだから。

だけど出来るだけ、自分を想ってくれているかもしれない人に、笑顔を向けよう。相手の言葉をかみしめて、満たされよう。

元々はあなたが原因で作り出してしまったわけでもないおばけに、今のあなたが振り回されるのはバカらしい。被害者意識は自分も相手も深く傷つけてしまう。失ってからじゃ、もう遅いから。